「髪は女の命」と言われるほど、昔から美しさの象徴であった髪の毛。
今よりも不便な平安時代などはどうやってヘアケアしていたんでしょうか。
平安時代のヘアケアは?
平安時代の高貴な女性のイメージと言えば、床につくほどの長い髪。
そんな髪をどうやって綺麗にしていたのか気になりますよね。
その大変さゆえに、洗髪は年に一度ほどだったと言われています。
洗髪は大仕事
洗髪に使われたのは、「ゆする」という米のとぎ汁です。
- 目の粗い櫛で髪をとかし髪の汚れを取る
- 目の細かい櫛をゆするにつけて入念に注ぐ
髪がとても長い貴族の女性は、もちろん一人では洗髪なんて出来ないので侍女などが手入れしていました。(身分によっても変わってきます)
髪が乾くまでは1日がかり
とても長い髪を洗髪した上に、次はバッチリ乾かさなければなりません。
この時代にもちろんドライヤーや吸水性の良いタオルはないので、自然乾燥が主流です。
高貴な女性になると、部屋の風通しをよくし丈の高い棚の上などに敷物を敷き、髪を広げ乾かしました。
水分を含んだ髪は、さぞ乾かすのが大変だったでしょうね。
占いなどでお風呂や洗髪の日を決められていたそうなので、頭のニオイは相当なものだったようです。
そんな時に使われていたのが、お香です。
乾かす時にお香などで香りを付けることによって、その後のヘアケアの期間が空いても大丈夫なようにしていました。
現代のヘアケア
髪の傷みがさほどなかったであろう平安時代に比べると、現代では髪の毛を酷使しているのかもしれません。
パーマやカラーなどのダメージをヘアケアする方法が発達したのも頷けます。
シャンプーの歴史やヘアトリートメントの歴史も一緒に見ていくと面白いかもしれませんね。
遠い未来、今のヘアケアも驚かれるかもと思うと見てみたい気もしますよね!
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