現代では、髪の痛みが気になった時に「ヘアトリートメント」でケアするというのが定着してきました。
そんなヘアトリートメントですが、いつ頃から、どんなきっかけで普及したんでしょうか。
リンスとコンディショナーとトリートメントの違いは?
トリートメントと言っても、リンスやコンディショナーとの違いを知っている方って意外と少ないのでは?
まずは、それらと何が違うのか見ていきましょう。
リンス | 髪の表面を被膜でコーティングし 指通りを良くする リンス(rinse)「すすぐ」「ゆすぐ」の意味 ・すすぎやすくすることを目的に作られる |
コンディショナー | リンスと効果はほぼ変わらない コンディショナー(conditioner)「状態を整える」の意味 ・傷みを防ぐために作られた |
トリートメント | 髪の内部に成分を浸透させる 紫外線や外気で受けたダメージを補修し、髪質を調整する |
※諸説あります(各社の製品により名称が異なるため)
日本のヘアトリートメント事情
日本ではいつから?
1950年代頃 | 《リンス》お湯で薄めて使うタイプ |
1980年代頃 | 《リンス・トリートメント》シャンプー後につけるタイプが普及 リンスからコンディショナーへと名称が徐々に変わる |
1990年代頃 | 《トリートメント》アミノ酸系のトリートメントが登場 |
2000年以降 | ヘアマスク・ヘアパックなどトリートメントよりさらにケア成分が高いものへ変化 アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)も普及する |
シャンプーの文化が一般的になってから、リンスやコンディショナーも普及していきます。
ヘアトリートメントが普及したきっかけは?
シャンプー後のごわつきを良くするリンスやコンディショナーと違い、ヘアトリートメントは「ヘアダメージの歴史」と共に進化してきました。
髪に過度なダメージを与えてしまうカラーやパーマのヘアカットの流行により普及しました。
終わりに
今ではヘアトリートメントを使用することで、髪を労わりながらヘアカラーやパーマ出来るようになりました。
ヘアスタイル(ヘアカット)の流行などで変化していくヘアトリートメントの今後の進化も目が離せません。